画書の作成は一番尊い創作活動

地図がなければ何処にも辿り着けないことと同じように、映像制作において企画書がなければ作品は完成しません。企画書の作成は自分の頭の中にあるイメージを現実化する一番最初の、尊い創作活動になります。最初はラフ書きでいいので、アイデアを徐々にしましょう。いきなり100%の完全体が書ける人はあまりいないでしょう。自分の場合は電車に乗っている時や、車の移動中、酒を飲んでる時や起きた時など、いいアイデアが思いついた時にすぐにノートや紙切れなどに書きます。そうやって次第にアイデアがまとまってくるとコレは一つの作品になるなと確信するようになり、それから本格的な企画書、通れば台本を書くといった感じです。映像制作、特に映画の制作ともなれば当然、全ての企画が現実化するわけではありません。ほとんどのアイデアは企画の段階で泡の如くこの世から消滅することになるので、制作が確定するまで台本の作成は待つようにしましょう。既にある程度、映像制作に携わっている人は企画書の作成方法などは理解されていると思うので、あまり参考にならないかもしれませが、まだモノを作ったことが一度もない人は参考になると思います。

タイトルやクレジット関係

企画書は多くの人が見ることになるので誰がみてもわかるように要点のみ省略化して書く必要があります。余程アナタの作品に興味がある人以外は、2ページ以上のものは読まないと考えていいでしょう。そして、最初のページが面白くなければ直ぐにゴミ箱行きになるので、1ページ目が全てといっても過言ではないでしょう。最初は、とにかくコノ作品が面白い作品であることを印象付けするようにしましょう。また、メインキャスト名や、音楽、ナレーションなどは名前だけではなく、誰が読んでもわかるようにキャリアなども添えるとイメージしやすくなります。

概要は作品のエッセンスを凝縮したもの

このエッセンスが面白くなければ、作品もつまらないことが確定してしまいます。また、第三者に理解してもらえるように書くだけではなく、制作していく上で自分の中で作品の主軸がブレないように心を込めて書きましょう。

企画意図は概要を現実化する目的です

大作は自分の中に創作する信念がなければ、いいものは完成しません。しかし、ここでその信念をそのまま書くのではなく、世間にとってこの作品がどういった価値があるのかを書くようにしましょう。

内容は要点のみ書く

映像制作も簡略化が命なので膨大なイメージのエッジの部分のみ書くようにしましょう。企画内容が面白ければ、このくだりは問題さえなければいいです。

企画書サンプル

企画書サンプル1のコピー

企画書サンプル2のコピー

500-02contact-outline