友人とタイムラプスを用いた作品を撮るきっかけになった作品


Hello Tokyo from Christoph Gelep on Vimeo.
この動画、ある意味勉強になります。タイムラプス以外の早送り、PAN、ZOOM、など編集時のものも多いですがカットつなぎまである程度イメージできてないとこうは撮影できません。動画が渋谷の巨大スクリーンに映されていたテイで、そこからのZOOOOM Backや、臨海副都心のゆりかもめでしょうか、橋みたいのをくぐってナイターからデイで変わる下りなど、映画にも応用したい編集テクニックです。

タイムラプス=Time-Laps(微速度撮影)とは従来のビデオに備わっていたインターバル録画機能と同じ原理です。ただビデオの場合だと余程の機材じゃないと星空など綺麗に撮影できないのに対し、最近のコンデジからフルサイズの一眼レフカメラまで、シャッタースピードを10秒とか20秒に設定することによって綺麗に星空を撮影することができます。そして、数秒~30秒に1コマ程度の一定の間隔で数百枚から数千枚の写真を撮影し、それらを編集ソフトでつなぎ合わせたものが今日のタイムラプス動画です。

タイムラプス撮影に必要な三脚類


以下の三脚類の画像出典:DARWINFISH105さんが運営するブログHIGH-DEF(はいでふ)
最初は「ふ~ん、へ~」とブログを拝見させていただいていたのですが、休憩の散歩中にとても貴重な情報であることに気が付き、忘れないようにTEXTも一部引用させていただきました。上の動画もDARWINFISH105のもので、いくつも素晴らしいカットがあります。

メインの三脚は多少の風にふかれてもぐらつかない安定したものを選ぶ必要があります。また、中には三脚にウエイトとりつけフックがついているものがあるので、屋外ではウエイトと併用すると便利です。ぎりぎり手で持って移動できて、フックがついているものとなると、LIBEC ALLEXシリーズがお勧めです。

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画像出典:Libec

上の画像ではわかりませんが、新しいものはフックがついていて、鞄やウエイトなどを地面についた状態で置き、ヒモなどでウエイトや鞄などがギリギリ浮かないところでテンションをかけます。砂重石もひと昔前は高かったけど最近では2000円でいいのが買えます。自分は車移動の屋外撮影の時は下の画像の「撮影用ウエイトSunaomoshi」を利用しています。タイムラプスの撮影以外の通常の撮影時の必需品でもあります。

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下の画像はCullmann Suction Padですが現在は生産終了となっています。その変わりにLPL VH-205やバキュームマウントグリッパーなどが使用されているそうです。この手の機材は落下の恐怖があるから、2~3000円のものは正直怖いです。ある程度の値段でも評判のいいものを買うしかありません。
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画像出典:HIGH-DEF(はいでふ)

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画像出典:HIGH-DEF(はいでふ)

高層ビルの窓にくっつけたり、ゆりかもめのフロントガラスにバキュームマウントを付けている人、実生活では見たことがなかったので勉強になります。そして、極め付けはコレですね。オートパン雲台。コレも買うしかないです。縦使い&横使いで表現の幅が確実に広がります。
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画像出典:HIGH-DEF(はいでふ)
クランプポッドにGenie(Syrp シロップ ジーニー タイムラプス・ビデオ用モーションコントロール・イメージキャプチャーデバイス )を付けて撮影しています。Genieは市販のスライダーと併用することによってカメラをスライドできたり、360度のパンから、写真撮影のシャッター制御までを行うことができるそうです。コレやばくないですか?しかも、マウントを交換することによって自動的にスライド・モードとパン・モードの切り替えが行われるようです。また、カメラとGenieをレリーズケーブルで接続することによってタイムラプスの細かい設定を行い撮影できるそうです。そして、なんと水平移動時は20kgの重量を動かすパワーがあるとのことです。やばい、コレがあるとないととでは全然完成度の違う作品になってしまうような気がします。

しかし、その前にOSMO+で試してみたいと思います。OSMO+はドローンの空撮で培ったDJI独自のジャイロ・システムの驚愕的な技術をハンディ・カムに応用したもので、オリジナルのOSMOにズーム、モーション・タイムラプスなどの新機能が付け加えられ、カメラのスタビライズ・システムも改良されたものです。しかも4Kでの撮影が可能です。一眼でRAWで撮影した写真を加工した動画に比べれば、見劣りするのかもしれませんが、所有している機材で工夫して撮影するのも大切なことのような気がします。

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